5大テクノロジー その5
ご紹介させていただいています「BALL Watchの5大テクノロジー」、
最終回の今日は「スプリングロック®」について書きたいと思います。
「ISO1413」の規定による耐衝撃性能を有する機械式時計でも、
外部からの大きな衝撃が加わると
最大で日差+-60秒の狂いが生じる場合があります。
そこで特許取得の耐震システムである「スプリングロック®」!
この耐震装置は時計に衝撃が加わった際に
衝撃エネルギーを"ケージ"に吸収させて
ひげゼンマイを保護する仕組みになっています。
ひげゼンマイは同心円状に巻かれた繊細な小さなバネで
一方の端は「テン真」といわれる部分に、
そしてもう一方の端は「ひげ持ち」といわれる部分に固定されています。
ひげゼンマイは、「テンプ」と一体になって
時計の規則性を司る調速機を構成し
この調速機の機能いかんで精度に差が生じてしまいます。
このスプリングロック機構によって
ヘアスプリングへの衝撃を最大で66%も軽減してくれ
時計の精度を安定させてくれるんです。
結果、最大で+-60秒だった日差が+-20秒以内に抑えられます!
知れば知るほど驚きの連続のBALL Watchテクノロジー、
今回はちょっと難しい内容になってしまいましたが
何気なく使っていても精度が良い裏付けとして
こんなテクノロジーも搭載されています(^_^)
東京店/猪俣